世界一周までの道のり

のんちゃんとしょっち

②秘境!生と死からの。。。香草温泉

秘境!生と死からの。。。香草温泉
の続編です。


ようやく沢にたどり着き山頂付近の温泉を目指す二人。
道中待ち受ける人生最大のアドベンチャーとは!!


まだ靴が濡れている程度の二人。
徐々にジーパンも浸水してくる。
気温はまだ正午だっていうのにだいぶ冷えてきた。


まぁ山の天気は変わりやすいしこのくらいなら
さっきまで晴れてたし大丈夫だろ、、


おい!川!あったかくね?!


身体は熱いが、指先は冷える、
そんな指でほんの少し暖かく感じる程度。


源泉までの道が見えてきた!!!
気持ちに光が差す


裏腹に天気は
霧雨からぽつぽつ 次第に雨に変わっていく、
レインコートを羽織り進むときただ1ST崖!
3メートルくらいの崖。
横から行くこともできない岩肌を覚悟をきめてよじ登る。
滑って打ち所が悪ければ最悪死ぬだろう。


万が一のために一人づつ登る。
命がけだ、足の置き場も手のかけどころもない
心からお互い落下しないことを願う。


雨で湿った岩肌は私達の指をはねのける。
指の第一関節にこんなに意識を使ったのははじめてだ。


さらに雪が降ってきた。
風も少しある。


こいつと来てよかった。最後のアドベンチャーになるかもしれない
頼れないけど頼れる友。
しぬ訳にはいかない思い出登りきる。


でやぁーーーー!!!
アリナミンのCMばりに本心から自然に声が出る。笑
こんな経験ないと思う。
本当に死線を乗り越えた者が出せる雄叫び


雪は止まない

身体もどんどん冷えて、
四肢の感覚は薄い しばらくごつごつした沢を登る。
吹雪がだんだんと強くなってきて
身体を休めたい思い出いっぱいだ。


歩みを止めたらお終いだ。
下半身は全水、頭には雪が積もる。
そろそろ携帯を出して撮影も困難に。
震える手、握ると痛い
ポケットに手を入れたら激痛だ
凍える身体でスマホをリュックにしまい先に進む。
相棒を待ってる間は

ずっとこう笑
体温より確実に暖かい川に浸ってないと死


今思えばまだ普段この時点では沢は冷たい。
どんだけ冷えてるんだ笑


時折突風に吹かれ身をかためながら、ここまできて引き返せないと
安全のため帰るか、秘湯のため進むか話したりもした。


でも、止められない


戻りもきついし予報は曇りだ!
オアシスを求め行く


うぁぁぉーーーーまってろ温泉!!



吹雪に立ち向かい歩を進めること数分

ドーーーーーン!!!!!


きた。
調べではこの最大の難関10メートル級の滝を突破すれば
もうすぐなはず。


迂回ルートはなくどっちサイドも崖だ。
寒さで言うことを聞かない身体。
指はもう感覚なし!


覚悟を決めるまで少しかかったけど、滝横の笹の生い茂る崖を登る
獣道もない。
感覚のない手で笹の葉につかみよじ登る。
笹に命を預ける男達。


途中先達がおいていったロープがあったが、安全かもわからないし使えない
道しるべとしてあっただけよかった。


何度もスリップ。
雨雪で緩くなっている地面。
角度は90度に近い。
服の汚れなんて関係ない。生きてたどり着き風呂に入って生きて帰る 
肘も膝も泥の地面に押しつけてのぼる
辛い。寒い。恐ろしい。痛い。この一歩が失敗すればさようなら現世
でも楽しい。成長ってゆうか、なんだろゾクゾク


友達はズボンが股下から裂けてて丸見えになってました


ここで熊出てきたらおわりだわ笑
登り切って数個のかわいく見える崖をクリアして源泉にゴール

岩肌から硫黄とかいろいろでてた
ここまでくると硫黄水素が充満してた

ただ鬼寒くて裸になって入れるところは源泉の熱々のところくらいだったよ
寒いのとスマホ出すと濡れるから撮影はできず


夏ならこういうところも行けそう!!


友達が裸になって極限に寒くてぶるぶる震えてるのが
いまでも思い出すと爆笑!!
俺が脱ぐの待っててくれてたけど、かじかむし濡れてるわでうまくぬ
げなかった笑
下りも協力しながら戻る。
ひぃひぃだった。
滝の近くで比較的新しい車のキーが落ちていた。
まさか、入り口にあった車の???
死体はなかったから違うと思うけど、熊笹エリアだったので真相は雲の中


命の危機はあったけど、本当にいいところでした。
一皮むけた感MAX!


自己責任でもOKな命知らずはぜひ!
あなたの知らない草津がありますよ!


天気が良ければわりと簡単かも!





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